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カリフォルニア州公認カウンセラーのブログ

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なぜカウンセリングがうまくいかないのかークライアント編

こんにちは、カリフォルニア州公認心理カウンセラー

子どもとその家族、大人のうつ病・不安障害、そしてアダルトチルドレン専門の荒川龍也です。  

以前のブログで、カウンセリングがうまくいかない理由を挙げました(カウンセラー側の原因大人のクライアントの場合子どものクライアントの場合)。

今回はクライアントさん側が原因でカウンセリングがうまくいかない場合について、もう少しお話し致します。

(1)知識を得る事が心の病を治す事だと誤解している

日本の精神医療の遅れが大きな原因となり、日本では様々な自称心理カウンセラーが間違った情報をインターネットやSNSを通じて発信してしまっているのが今の現状です。その結果、間違った情報でもそれを知識として勘違いし、その知識を得る事が心の病を治す事と勘違いされている方を非常に多く診かけます。

しかし、怪我や骨折をすれば整形外科に行くのと同じように、心の病になれば心理カウンセラーに診てもらわなければ、治る心の病ですらも治らない事も多々あります。

また、例えカウンセリングを受けていても、カウンセラーに知識を教えてもらえば心の病が治ると勘違いし知識を得る事を求めすぎていては、それ自体がカウンセリングの弊害になってしまいます。

この結果、知識を得ようとするがあまりに、実際の心の病を治せない方は、残念ながら大勢いらっしゃいます。

(2)インターネット上の間違った情報を正しいと思いこむ

上記では知識を得る事に集中し過ぎるべきではないと申し上げましたが、正しい知識を得る事自体は非常に大事な事です。しかし、インターネット上には非常に多くの間違った情報が溢れかえっています。残念な事に、どれだけ心理カウンセラーが正しい知識をお教えしても、人と言うのはインターネットに書かれている事の方が正しいように感じてしまうものです。その結果、間違った情報がカウンセリングを効果的にする事を邪魔してしまう事もあります。

(3)カウンセラーではないのに、カウンセリングはどういうものか決めつけている

メディア(テレビ、アニメ、映画など)では、様々な形で心理カウンセリングが描かれています。しかし、大変残念な事にほとんど全ての場合において、心理カウンセリングが正しく描かれているとは言い難いのです。

しかし、それを見たクライアントさんがメディアで描かれたようなカウンセリングを期待しすぎてしまい、イメージ通りのカウンセリングを受けられずに不満を抱いてしまう事もあります。このように、カウンセリングはどういうものかを決めつけてかかってしまうことで、自分自身でカウンセリングをうまくいかなくしてしまう例もあります。

もちろん、非常にうまく描かれているメディアもあります。だからといって、カウンセリングのやり方や技法がすべて同じものを使われるわけではないのです。どちらにしても、カウンセリングはこういうもの決めつけない方が得策でしょう。

以上、クライアントさん側が理由で、カウンセリングがうまくいかない場合をご説明差し上げました。参考にしていただければ幸いです。

 

荒川龍也
カリフォルニア州公認心理カウンセラー


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