心の健康で困りやすい方の特徴――海外駐在員とその家族の心の健康 (1)
2022.12.28
こんにちは、カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。
非常に多くの海外駐在員の方から御相談を頂く中、どうすればもっと多くの方にお力になれるかと考えた結果、駐在員とその家族の方の心の健康のためのブログを書いていく事に決めました。このシリーズでは、駐在員の方だけではなく、その配偶者やお子さんの心の健康のための正しい情報や困りごとに関しての対処法などをお伝えしていきたいと思います。
第一回目の今回は、心の健康で困りやすい方の特徴についてです。
様々な特徴がありますが、一番影響力の強い特徴は、「日本で過去にもしくは渡米直前も心の不調で困っていた人」です。
日本の精神医療・心理学の大幅な遅れが原因で、海外駐在員の方とその御家族の全ての方が日本在住時に心の病になっても正しい治療を受けていないか、何かしらの効果の無いサービスを受けてしまったか、治療を全く受けていないかのどれかです。このような方が、アメリカに来ることで心の病が再発したり、心の病が悪化してしまう事は頻繁にあります。
残念ながら、これは自然な事です。心の病が完治していない人にとっては、日本での日々の生活の中で、小さな事実(どこにでも歩いて行ける等)から大きな事実(家族が近くにいる等)まで、様々な事があなたを支えてくれていたのです。それが、駐在員の方とその家族の場合、渡米する事によってそれらを一気に失ってしまう事は、心の病の再発に繋がりやすいのです。また、日本で既に心の病で苦しんでいた人にとっては、海外移住という大きな変化が耐性を超えてしまったというのはよくある事です。
よく、「環境を変えれば心の調子が良くなる・心の病が治る」と信じている方が非常に多くいらっしゃいます。しかし、これは全くの誤解で、良くなるケースはあまりなく、上記したようにむしろ悪くなってしまう事がほとんどです。
つまり、心の病とは、完治していなければ大きな環境の変化等が原因で再発してしまう可能性があるのです。しかし、もしアメリカに来てから再発してしまったとしても、裏を返せばこれは機会にもなり得ます。なぜなら、精神医療・心理学が大幅に遅れている日本とは違い、アメリカは精神医療・心理学の先進国であり、正しい治療を受けられ、完治を目指すことが可能だからです。
もし何かお困りのことがございましたら、お気軽にご連絡ください。
荒川龍也
カリフォルニア州公認心理カウンセラー
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アダルトチルドレン専門の心理カウンセラーとして、多くの方に心理カウンセリングを提供していく中、多くの方から「生きづらさ」について御相談頂いている事がわかりました。しかし、日本の心理学の大幅な遅れが原因で間違った情報がインターネットやSNSであたかも正しいかのように扱われ、それが原因で「生きづらさ」がさらに悪化してしまっている方も非常に多く見受けられます。
そういった方のために、心理学先進国である米国の大学院を卒業し、その後も正しい心理学のトレーニングを受け続けている私の心理カウンセリングで「生きづらさ」を緩和させて頂く事が出来ます。しかし、経済的な理由など様々な事情により心理カウンセリングを受けられない方が多くいらっしゃる事にも気づきました。よって、この度、そのような心理カウンセリングを受けたくても受けられない方のために、米国流アダルトチルドレン脱却法というオンラインコースを作成いたしました。
生きづらさの緩和のお手伝いをさせて頂ければ幸いです。