毒親(1)
2023.09.01
こんにちは。カリフォルニア州公認心理カウンセラー&アダルトチルドレン専門心理カウンセラーの荒川龍也です。
日本の精神医療・心理学の遅れが原因で、誰でも心理カウンセラーと名乗れてしまい、結果として間違った情報が山ほど散乱してしまっているのが日本の現状です。もちろん正しいトレーニングを受けているわけではないので、間違った情報を平気で発信してしまっています。さらに残念なことに、精神科医ですらも平気で間違った情報を発信してしまっているのです。その結果、一番の被害者は生きづらさで悩んでいらっしゃる本人であり、最悪の場合生きづらさを悪化させてしまうのです。
今回は、良くご相談いただく毒親に関してお話しさせて頂ければと思います。
非常に多くの方が「自分の親が毒親なのかわからない。なぜなら、たしかに○○されたが、してもらって嬉しかったことも沢山してくれた。だから、毒親として決めつける事ができない」と仰います。もちろん、してもらって嬉しかったことは、喜んでもいいし、感謝してもいいでしょう。だからといって、されて嫌だったことを無かった事にできるわけでははありませんし、するべきでもありません。もしそれができているのなら、今頃あなたは悩んではいないのではないでしょうか。
自分の親が毒親であろうが、そうでなかろうが、されて嫌だったことは嫌だったと認める事。それが生きづらさ緩和への第一歩となるのです。
さらに、毒親であるかどうかを判断することも非常に重要です。なぜなら、もし毒親であったのであれば、それを認める事、現実をありのままに見る事がまた生きづらさ緩和に繋がっていくからです。
以下のような特徴がある場合、あなたの親は毒親である可能性を考えるべきでしょう。
毒親の特徴
子どもの小さなミスを必要以上に責める
人は常に正しい事だけをできるわけではありません。それが子どもなら、なおさらです。子どもは間違った選択をし、そこから学ぶものなのです。むしろ、間違いをすることで新しいことを学ぶ機会ができるので、間違いは決して悪い事ばかりではないのです。
しかし、毒親は完璧を求めすぎる傾向があるため、一つのミスを必要以上に責めすぎる傾向があります。もし幼少期にこのような経験をされたことがあるのでしたら、それはあなたの親は毒親である可能性を疑うべきでしょう。
過去の過ちを指摘し続ける
一つ目にも似ているところがありますが、毒親は子どもをコントロールしようとし過ぎるがあまり、一つのミスをずっと覚えているだけではありません。そのミスを、事あるごとにぶり返しては責め続けるのです。それだけではなく、毒親は自分が間違っていることを認められない傾向が強いので、子どもと口喧嘩等になったときも、全く関係無いにもかかわらず、子どもの過去の過ちを持ち出し、それを使って子どもを責め立てる事もよくある事です。
もしあなたの親がこのような傾向がある場合、毒親である可能性を否定できないでしょう。
このようにミスを責められすぎたり、それについて指摘し続けられてしまい育てられた子どもは、大人になってからアダルトチルドレンとして非常に強い生きづらさを感じ続けなければなりません。どれだけ小さなミスであってもそれを許すことが難しい、人の小さなミスを許してあげる事ができない、小さなミスでもしてはいけないという思いが強すぎて新しいことに挑戦できない、ミスをしてしまうのではないかと不安に苛まれて苦しいなどがその例です。このように、毒親の言動が原因でアダルトチルドレンは大人になっても様々な場面で苦しめられてしまうのです。
以上、正しい知識を得て頂ければ幸いです。
カリフォルニア州公認心理カウンセラー
アダルトチルドレン専門心理カウンセラー
荒川龍也
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アダルトチルドレン専門の心理カウンセラーとして、多くの方に心理カウンセリングを提供していく中、多くの方から「生きづらさ」について御相談頂いている事がわかりました。しかし、日本の心理学の大幅な遅れが原因で間違った情報がインターネットやSNSであたかも正しいかのように扱われ、それが原因で「生きづらさ」がさらに悪化してしまっている方も非常に多く見受けられます。
そういった方のために、心理学先進国である米国の大学院を卒業し、その後も正しい心理学のトレーニングを受け続けている私の心理カウンセリングで「生きづらさ」を緩和させて頂く事が出来ます。しかし、経済的な理由など様々な事情により心理カウンセリングを受けられない方が多くいらっしゃる事にも気づきました。よって、この度、そのような心理カウンセリングを受けたくても受けられない方のために、米国流アダルトチルドレン脱却法というオンラインコースを作成いたしました。
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