オンラインカウンセリングを躊躇されている方へ
2021.02.28

こんにちは。カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。
今回の記事はオンラインカウンセリングについてです。
実は、新型コロナウィルスが世界に猛威を振るう前まで、私はすでにオンラインカウンセリングを提供しておりました。しかし、現在のように全てのセッションをオンラインで行ってはいませんでした。
そして、パンデミックになった今、全てのセッションをオンラインで行っております。最初、オンラインカウンセリングに移行する際、どうしてもオンラインでは気が進まないという方がいらっしゃり、残念ながらカウンセリングを途中で止められてしまう方が何人かいらっしゃいました。当然の事だと思います。また、その当時(2020年3月ごろ)ではコロナがここまで続くとは誰も予期していなかったので、コロナが終わってからでいいと考えていた方もいらっしゃったようです。
しかし、このようにコロナ禍が長引く中、オンラインしか選択肢がないからしょうがないと皆さん割り切って頂いているようで、最近はオンラインカウンセリングという新しい形を受け入れて頂いているようです。ですが、当然ながら、本当にオンラインで大丈夫?という不安もぬぐい切れないようです。
しかし、実際オンラインでカウンセリングを受けて頂いて、特に問題なかったという感想も頂いております。またアメリカでは多くの研究結果が発表されており、オンラインカウンセリングだから面談のカウンセリングより効果が劣るというわけではない事もわかっております(2014年に発表されたもの。こちらはオンラインカウンセリングがうつ病に効果がある事が書かれてあります。2013年に発表されたもの。こちらはうつ病、不安障害、PTSDなどの心の病にもオンラインカウンセリングが効果的である事、大人でも子供でもオンラインカウンセリング有効である事、そして子どもの場合はむしろオンラインカウンセリングの方が面談のカウンセリングよりも有効である事等が書かれてあります。2017年発表の研究結果。こちらは多方面から見てもオンラインカウンセリングが有効であると議論されております。)
今後、パンデミックが続く限り、アメリカではオンラインカウンセリングについての研究、特にその効果についての研究も進んでいき、オンラインカウンセリングでも大丈夫という事がどんどん証明されていく事でしょう。それと同時に、オンラインカウンセリングの効果を最大限に引き出すカウンセリングの仕方等の研究も進んでいくはずです。
私は、これまで通り最新の研究結果を常に学びながら、クライエントさんにオンラインカウンセリングでも同様の効果が得られることを感じて頂ければ幸いです。そして、最終的にクライアントさんの心の健康の向上のためにお役に立てれば幸甚です。