荒川龍也公認臨床心理士 > blog > スキル・対処法 > 効果的なコミュニケーション術

効果的なコミュニケーション術

1「言ってもわかってもらえない」
2「ちゃんと言ってもわかってもらえない」

多くのクライアントさんのお悩みは人間関係で、その多くがコミュニケーション不足に起因します。そして、コミュニケーション不足のクライアントさんから非常に多く聞かせて頂く言葉が上記です。日本人はほとんどの場合、以下2つのコミュニケーション法を使ってしまっています。

1 間接的コミュニケーションにより相手に伝わらないのに伝えた気になっている

間接的コミュニケーションとは自分の意思をはっきりさせず、相手に察してもらうことで自分の意思を伝えようとするやり方です。残念ながら多くの場合このやり方では、自分の意思が伝わらない事が多く、不満がたまります。

例:旦那が嫌な事を何度も言ってくるので、無視をする。

解説:「普通、無視をすれば嫌だという気持ちは伝わる」という主張をよく聞きますが、そもそも嫌だという事を伝えていないので、相手には嫌だと伝わるわけがありません。

2 攻撃的コミュニケーション法で相手に伝えた気になっているが、相手は攻撃されたとしか思っていない。

攻撃的コミュニケーションとは、自分のネガティブな感情をそのまま相手にぶつけながら自分の意思を伝えることです。このような場合、相手に伝わるのは感情だけで口に出した言葉は伝わりません。

例:友達が何度も嫌な事を言ってくるので、怒ってなぜ嫌なのかを伝える。

解説:伝えたのはいいですが、結局怒って伝えているので相手にはどれほど嫌だったかが伝わらず怒られたという感情しか伝わりません。その結果、相手は謝罪ではなく怒り返したり(いわゆる逆ギレ)等感情に対しての反応しかしません。

人種・国は関係なく、どこにでもこういった悩みはありますが、特に日本人には多い悩みです。
日本には古くから「以心伝心」という言葉があるように、「言わなくてもわかる」という考え方があります。また、もう一つの日本の美徳しているコミュニケーション法として、「遠回しに言う事によって察してもらう」というのがあります。つまり、日本文化そのものが間接的コミュニケーションを推進していると言えます。しかし、間接的コミュニケーションでは伝わらないことが多く、結果攻撃的コミュニケーションすらも助長してしまっています。


では、どのような方法なら伝わるのでしょうか。
アメリカではアサーティブというやり方がよく使われます。
アサーティブとは伝えたい考えと感情を、感情に任せずに論理的に伝える方法です。

注意1:この際に、長々と言いたいことを言っていても伝わりませんので、1文から2文に抑える事を意識しなくてはいけません。

注意2:相手を責めてはいけません。その場合、結局相手は身構えてしまい、自分の言いたいことが伝わりません。責めるのではなく、自分の感じた感情を伝えましょう。

例:旦那が何度も嫌な事を言ってくる
コミュニケーション例:「〇〇と言われると非常に悲しくなるので、やめてください。」

方程式としては
「相手の行動で何を感じるか+何をしてほしいか」
です。

一度試してみてはいかがでしょうか。



荒川龍也カウンセリングルーム
424-254-8823
japanlatorrancecounseling.com
tatsuya.arakawa.lmft@gmail.com
2790 Skypark Dr. #102 Torrance CA 90505



日本在住の方にもテレビ電話によるカウンセリングが可能です。御気軽に御相談下さい。
日本から御連絡して頂く際は、まずは電話ではなくEメールにてお願い申し上げます。