アメリカでカウンセラーになるには 2

こんにちは。

カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。


前回に引き続き、今回もまたアメリカでカウンセラーになるための長い道のりをできるだけ簡潔に書いていきます。

なお、この回から以降は、私の持っているLMFTという資格のみの話となります。LCSWや他の資格についてもっと知りたいという方は、直接私にご連絡ください。

今回は大学院について。

まずはどこの大学院に入りたいか、リサーチから始まります。自分がどのようなことを学びたいかによって、行くべき大学院が違ってくるからです。大学院によってはフォーカスしている学問が違うからです。


というアドバイスをする人がいますが、卒業後カウンセラーとして働くためには、コネクションが非常に大事です。どれだけ人を知っているかで仕事をゲットできるかが決まることがよくあります。ですので、学びたい学問よりも就職したいエリアを考える方が大事です。そのエリアの大学院に行けば、そのエリアでインターンをするわけでつまりはそのエリアでのたくさんの人と出会えますから、就職の可能性が高まります。


大学院で学ぶ内容にフォーカスするのが悪いというわけではないですが、私はあまり意味を見出せません。なぜならば、この職業は生涯学習だからです。つまりカウンセラーである限りは勉強し続けなければならないのです。大学院卒業をしたから勉強が終わりというわけではないので、大学院で学ぶ内容に重きを置く必要はないのではないかと思います。学びたいことは遅かれ早かれ自分で勉強するべきだと思います。


次にその行きたい大学院に受からなければなりません。
そのためにはGREという大学院用のテストの点数を要求するプログラムもあります。このテストである程度の点を取れないと大学院に申請することすらできません。
私の場合は、これを勉強するためのお金も時間もなかったので、あえてGREを要求していない大学院を選びました。結果的にエリアも自分が働きたいと思っていたエリアだったのは運が良かったです。

私の大学院は、まずは書類審査。その後に、グループ面接があります。
両方とも通って初めて合格です。

入ってからもそれはそれで大変です。

学ぶ内容は多岐に渡りました。以下がそれです。

カウンセリングとは何か。
カウンセリングの基礎技術
個人カウンセリング
遊戯療法。
夫婦カウンセリング
グループカウンセリング
キャリアカウンセリング
家族カウンセリング
薬物&アルコール中毒カウンセリング
精神障害の診断と統計マニュアル
文化と人種がカウンセリングにもたらす影響について
インターンシップのクラス(3回)
精神病用の薬について
倫理と法律
卒業論文の書き方のクラス
卒業論文のクラス

このリストを見て頂ければわかるように、私の資格の名前はMarriage and Family Therapy(直訳すれば結婚と家族セラピー)ですが、特に制限なくどのような方のカウンセリングもできるように訓練されております。

クラスの難しさも大学院のそれとは比べ物にならないほどでした。それでもB以上の成績を取り続けないと大学院を強制的に辞めさせられるというルールもあり、プレッシャーの連続でした。

日本でのカウンセラーのなり方との違いは挙げればきりがありませんが、特筆すべきは「倫理と法律」のクラスでしょう。アメリカでは我々国家資格を保持するカウンセラーやソーシャルワーカーは倫理ガイドラインと法律でかなりしっかり縛られていますし、これを破る者への罰則もまたしっかりしております。これはまたいずれ別の機会に書きたいと思います。

 

次回はインターンシップについて書きたいと思います。

 

荒川龍也カウンセリングルーム

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