アメリカでカウンセラーになるには1
2017.03.27
こんにちは。
カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。
今回は視点を変えてアメリカでのカウンセラーのなり方を何回かに分けて書いていきたいと思います。実は私はアメリカにはカウンセラーになりたくて来たのですが、そもそもどうしていいのかなんてわからないまま来たのでした。そういったアメリカでカウンセラーになりたいのにどうすればいいかわからないという人の役に立てれば幸いです。
まず大きく分けてカウンセラーの資格は3つあります。
Licensed Marriage and Family Therapist (LMFT)
Licensed Clinical Social Worker (LCSW)
Licensed Professional Clinical Counselor (LPCC)
これらの資格を取るためには
①指定大学院卒業
②インターン時間の終了
③2度の国家資格試験をパス。
それでやっと資格を得ることができます。
いくつか特徴を挙げていきます。
LMFT
長所
①純粋にカウンセラーになりたい人がとる資格。
大学院のプログラムもカウンセリングに関しての知識を得るために組まれている。
②在学中のインターン時間を資格試験を受けるために必要なインターン時間にカウントできる。
③LCSWの方が基本的に仕事が見つけやすいと言われている。
④カリフォルニアでは一般的な資格だが、他州ではLCSWの方が重宝されるらしい。
LCSW
①ソーシャルワーカーの資格。でもこの資格でもカウンセリングはできる。
②大学院のプログラムにソーシャルワークの勉強も含まれているため、学校ではカウンセリングのやり方のみを勉強するわけではない。
③LMFTよりは仕事が見つけやすい。
④大学院を卒業してからインターン時間を加算していくため、インターン時間を終えるのにLMFTより時間がかかる。
⑤他州でも通用する資格らしい。
LPCCはカリフォルニア州では最近認められた資格ですので、申し訳ありませんが余り知識がありません。全国的にはかなり認められているらしいです。
ちなみに私が持っている資格はLMFTです。
この資格を取るための簡単な流れは
①大学院在籍中に決められた時間のインターン時間を取得(私の学校は500時間でした。学校によって違います。)
②全てのクラスをB以上の成績を取る。
③大学院卒業
④インターン時間を3000時間終わらせる。
⑤2つの国家資格試験をパス。
次回もカウンセラーのなり方について書いていきます。
質問等ある方はいつでも下記連絡先までどうぞ。
荒川龍也カウンセリングルーム
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