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カリフォルニア州公認カウンセラーのブログ

長年に渡る経験に基づく意見や
メンタルヘルスについて日々考えることを綴ります。

遊戯療法と家族カウンセリング

こんにちは。

カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。

 

カウンセリングの形態にも実は様々な種類があります。

今回はその中でも重要な遊戯療法と家族カウンセリングを紹介します。

 

遊戯療法

 

遊戯療法とはその名の通り、遊びを通じてカウンセリングをすることです。基本的に子どものクライアントの時に使いますが、大人のクライアントに使用しても有効な時も多々あります。子どものクライアントに対してのカウンセリングが一般的な「話すカウンセリング」ではない理由としては、子どもはまだ言語能力や論理的思考が大人のようにできないため、大人のように話をすることでカウンセリングをすることはかなり難しくなります。子どもは遊びを通じてメッセージを伝えるので、遊戯療法が子どもには一番適したカウンセリングの方法といえるでしょう。もちろん、これもまた年齢に合わせて異なる方法があります。

 

よく子どものクライアントの親御さんに、「遊んでいるだけでどう良くなるんだ?」と聞かれることがありますが、上記の事を説明すれば納得してくださる親御さんがほとんどです。

 

家族カウンセリング

家族カウンセリングもその名の通り、家族に対してカウンセリングをすることを指します。この方法のメリットとしては、例えばクライアントが子どもの場合、家族カウンセリングを通じて普段クライアントが家族とどう接しているかが見えます。また、カウンセリングに来た理由が実はクライアントの問題というより、家族の問題だったり親の問題だったりすることも多々あり、そういった問題を家族カウンセリングを通してカウンセラーが介入することができる点があります。

 

基本的に子どものクライアントの場合、個人カウンセリングもしくは遊戯療法に加えて、家族カウンセリングはマストだと私は考えています。子どもは独立するまでは親と住み続けます、つまり、親が作ったルールで生きていかなくてはいけません。しかし、子どもがカウンセリングに来るという事は、その家のルールやしつけや親の子どもへの接し方などがうまくいっていないというのが大半の理由で、それらを変えない限りは、子どもがカウンセリングから卒業できることは難しいでしょう。

 

以上が簡単ではありますが、遊戯療法と家族カウンセリングの説明となります。


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