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カリフォルニア州公認カウンセラーのブログ

長年に渡る経験に基づく意見や
メンタルヘルスについて日々考えることを綴ります。

荒川龍也 LMFT 米CA州公認心理カウンセラー > blog > 子育て > 子どもが気づかせてくれたこと。

子どもが気づかせてくれたこと。

こんにちは。

カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。

 

先日1歳の息子とご飯を食べている時の事に気付かされたことがあります。

 

まだ自分でご飯を食べることができないのですが、それでも自分でやりたがります。しかし、できない。フォークは何とか自分で持てるので、フォークにおかずを刺して置いておきます。すると、フォークを利き手ではない左手で持ち、なんとか刺してあるおかずを口の方に持っていきますが、できません。ここで泣きます。

しょうがないからもう一度フォークに刺して、目の前に置きます。

すると今度は右手で持ち上げ、何とか口まで運べますが、うまく口に食べ物が入らずにボトリと落ちる。そしてまた泣きます。

またフォークに刺して置いておきます。すると、今度はしっかり右手を使って、かなりぎこちなく、何度も口ではない方向にもっていきますが、なんとか食べることができました。

 

ここで大事なことに気づかされました。

 

①自分がやりたいことができないという事はものすごく辛い事。

 

1歳の子どもですらそうなのですから、大人にとってはなおさらです。これはつらい事なんだと認識してあげることは非常に大事なことです。

 

②自分の心をありのままに表現する。

 

①のできないことが辛い事なんだと認識できていないと、その辛さからくる悲しみや苦しみを表現することはできません。そして、これを表現することが実は心(つまり脳)には健康的な作用をもたらします。

 

日本人の風潮や昔からの文化として、我慢は美徳というのがありますが、これはメンタルヘルスの面からみれば一番良くない。

 

我慢し続けている人というのが実は一番メンタルヘルスが不健康なことが多いのも、過去のクライアントさんからわかります。

 

③できないからと言って諦めずにできるまで挑戦し続ける。

 

大人と子どもの脳の違いの一つが、大人は予知能力が発達しています。
これが時に悪い方向へ働いてしまう事もあります。
子どもはそれがないため、失敗してもまた失敗してしまうかも?とは考えれません。それが逆に良いのかもしれません。できなかったからといって次もできないとは限らないのです。

 

ちょっとした気付きでした。

 

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