毒親（２）―変わらない毒親に苦しめられるアダルトチルドレン
2023.09.23
こんにちは。カリフォルニア州公認心理カウンセラー&アダルトチルドレン専門心理カウンセラーの荒川龍也です。
日本の精神医療・心理学の遅れが原因で、信頼できる資格はほとんど無いだけではなく、自称心理カウンセラーも蔓延ってしまい、結果として間違った情報が山ほど散乱してしまっているのが日本の現状です。それだけではなく、精神科医ですらも間違った情報を平気で発信してしまっています。その結果、一番の被害者は生きづらさで悩んでいらっしゃる本人であり、最悪の場合生きづらさを悪化させてしまうのです。
今回のブログでは、前回のブログに引き続き毒親についてです。
アダルトチルドレンの方たちの一番の苦しみの一つに、「毒親への過剰な期待」があります。
多くのアダルトチルドレンの方は、自分がアダルトチルドレンだと気づいた後、毒親を変えようとします。しかし、残念ながら、毒親は全く変わらないどころか、アダルトチルドレンである子どもを責め、自分を守ろうとします。その結果、アダルトチルドレンの方はもっと傷つくことになります。
この負の連鎖を何度も何度も繰り返して、それでもまだ繰り返してしまうアダルトチルドレンの方もいらっしゃれば、毒親を変える事を諦める事でこの負の連鎖から脱出できるアダルトチルドレンの方もいらっしゃいます。当然のことながら、前者は生きづらさをどんどんどんどん悪化させてしまう一方です。
毒親は変わりません。なぜなら毒親だからです。
もし子どもに指摘されたことを変えられるのであれば、それは毒親ではないからです。自分の非を認め、謝罪し、変えようと努力する。どの人間関係においても当たり前であるはずのこの単純な行為が毒親には不可能なのです。なぜなら、毒親にとって自分の非を認める事は恐怖以外の何物でもないからです。
しかし、この理由を子どもであるアダルトチルドレンの方が理解する必要はないのです。なぜなら、アダルトチルドレンは子どもだからです。
「親も○○で苦しんでいたのだからしょうがない」と言うアダルトチルドレンの方を頻繁に見かけます。これで精神的にも論理的にも納得できていればいいです。しかし、実際はこう言いながら目から大粒の涙を流すアダルトチルドレンの方が大半です。
親のことを論理的に理解してあげようとすることで、自らの生きづらさを悪化させてしまうのです。
変わらない事を変わらないと受け入れる事が最初の大きな一歩となるでしょう。
以上、正しい知識を得て頂ければ幸いです。
荒川龍也
カリフォルニア州公認心理カウンセラー
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アダルトチルドレン専門の心理カウンセラーとして、多くの方に心理カウンセリングを提供していく中、多くの方から「生きづらさ」について御相談頂いている事がわかりました。しかし、日本の心理学の大幅な遅れが原因で間違った情報がインターネットやSNSであたかも正しいかのように扱われ、それが原因で「生きづらさ」がさらに悪化してしまっている方も非常に多く見受けられます。
そういった方のために、心理学先進国である米国の大学院を卒業し、その後も正しい心理学のトレーニングを受け続けている私の心理カウンセリングで「生きづらさ」を緩和させて頂く事が出来ます。しかし、経済的な理由など様々な事情により心理カウンセリングを受けられない方が多くいらっしゃる事にも気づきました。よって、この度、そのような心理カウンセリングを受けたくても受けられない方のために、米国流アダルトチルドレン脱却法というオンラインコースを作成いたしました。
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