HSPと勘違いするアダルトチルドレン
2022.12.11
こんにちは、カリフォルニア州公認心理カウンセラー、子どもとその家族、大人のうつ病・不安障害、そしてアダルトチルドレン専門の荒川龍也です。
日本の精神医療の大幅な遅れが原因となり、様々な間違った情報やコンセプトが当たり前となってしまっている日本。今回のブログでは、最近頻繁に効くようになったHSPについてと、その誤解を紐解いていきます。
そもそも、HSPとはなんでしょうか。Highly Sensitive Personの略で様々な事を敏感に感じすぎてしまう人や考えすぎてしまう人の事を指します。HSPになってしまう理由としては、育てられた環境や子ども時代のトラウマ、また先天的なファクターもあると考えられています。
まず、誤解して頂きたくないのは、例えばうつ病や不安障害等は心の病ですが、HSPとは病気ではありません。昔と違い、現在では我々人間の事についての理解がさらに進んだ結果、非常に様々な種類の人がいることがわかっています。顕著な例が性別です。必ずしも男性か女性かという黒か白かで分けられるものではないのです。それと同様に、HSPもその人の特徴として捉えるべきでしょう。
しかし、それには条件があります。それは、もしHSPが先天的なものだとしたらです。なぜなら、もし先天的なものであれば、HSPが原因で発生する生きづらさを緩和する事が問題ではなく、どう生きづらさと共に生きこの世界に適応するかが問題になるのです。
ですが、もし辛い子ども時代を親のせいで過ごさなくてはいけなかったのであれば、それは生まれつきHSPなのではなくて、アダルトチルドレンになってしまった事が原因で敏感になりすぎている可能性は否定できないのです。つまり、子ども時代のトラウマが生きづらさの原因なのです。それならば、HSPとして捉えこの生きづらさは一生続いてしまうと考えるより、アダルトチルドレンとして捉える事によって、生きづらさの緩和を考えるべきでしょう。なぜなら、先天的なものではなく、トラウマが原因の生きづらさは緩和が可能だからです。
荒川龍也
カリフォルニア州公認心理カウンセラー
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アダルトチルドレン専門の心理カウンセラーとして、多くの方に心理カウンセリングを提供していく中、多くの方から「生きづらさ」について御相談頂いている事がわかりました。しかし、日本の心理学の大幅な遅れが原因で間違った情報がインターネットやSNSであたかも正しいかのように扱われ、それが原因で「生きづらさ」がさらに悪化してしまっている方も非常に多く見受けられます。
そういった方のために、心理学先進国である米国の大学院を卒業し、その後も正しい心理学のトレーニングを受け続けている私の心理カウンセリングで「生きづらさ」を緩和させて頂く事が出来ます。しかし、経済的な理由など様々な事情により心理カウンセリングを受けられない方が多くいらっしゃる事にも気づきました。よって、この度、そのような心理カウンセリングを受けたくても受けられない方のために、米国流アダルトチルドレン脱却法というオンラインコースを作成いたしました。
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