うつ病が治らないというのは事実ではない!
2026.02.24
こんにちは、カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。
日本の精神医療・心理学の遅れが原因となり、メンタルヘルスに関して様々な誤解が蔓延してしまっているのが、日本の現状です。今回は、その中でも特に印象的なものについてです。
それは
「うつ病及び心の病は治らない」
今まで、多くの人から聞いてきたこの言葉。なぜこれが日本では当たり前になってしまっているのか考えてみたいと思います。
まず、日本のメンタルヘルスに関する理解の遅れや多くの誤解が原因となり、心の病を患ってしまったとしても、本当に重度になるまで放っておく日本人の方は非常に多いです。ほとんどの心の病の場合、重度になればなるほど治療が難しくなります。そのような状態で治療を受けに来る方が多ければ、治療がうまくいかないというケースが多くなってしまうことでしょう。
さらに、不登校や子どもや大人のひきこもりなど(これらは非常に多くの場合において重度の心の病が関係しています)、メディアで取り扱われるケースはどうしても重度のうつ病等になってしまっています。こういった場合、話題を取り上げるだけでどのように治療ができたかという事は焦点になりません。
また、非常に多くの場合、治すというよりも心の病とどのようにして付き合っていくかにポイントが置かれ、個性と称して心の病を無理やりポジティブに置き換えようとする風潮も関係あるでしょう。
しかし、上記よりも一番の原因はそもそも治せる人が少ないことかもしれません。日本の精神医療・心理学の遅れは顕著で、その一つとして、日本は医者の立場が非常に強すぎるため、薬物療法のみがメインの治療法となりがちです。しかし、薬のみでは必ず治るというわけでもありません。そのうえ、治らずに悪化してしまえば、100年前のアメリカの精神病院と同じような構造である精神病院に閉じ込め、その人の人生を奪う事が日本の当たり前になってしまっているのです。
これらが理由となり、うつ病及び心の病は治らないものと誤解されてしまっているのでしょう。当然の事ではありますが、うつ病及び心の病は治療可能です。心理カウンセリングを受けるだけで治る事もありますし、ある程度重度な場合は適切な薬物療法と心理カウンセリングの両方を受ける事で治すことが可能です。
以上、正しい知識を得て頂ければ幸いです。
カリフォルニア州公認心理カウンセラー荒川龍也
Licensed Marriage and Family Therapist #82425