孤独との戦い~経営者のための心理学・メンタルヘルス 3
2026.01.21
こんにちは、カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。
経営者のための心理学・メンタルヘルスのシリーズ一回目に、経営者がどれだけ孤独を感じやすく、それがどれだけメンタルヘルスを蝕みやすいかをお話いたしました。
今回の記事は、それに対してどうすればいいかについてお話ししたいと思います。
一般的なイメージとは異なり、経営者の方でメンタルヘルスを崩してしまう方は結構いらっしゃいます。なぜなら、孤独を感じやすい立場にいるからです。立場上言えないこと、立場上できない事、立場上○○ということがどうしても多くなりがちで、これが孤独を感じやすい理由でもあり、これが孤独を悪化させる理由でもあります。
では実際にどうすればいいのか。一番わかりやすく簡単で、しかしなかなかできない事がその答えなのです。
それは
助けを求めることです。
そんなことすでにやっている
そんなことできるはずがない
そんな声が聞こえてきそうです。
少しずつ分解してみましょう。
まず、すでに助けを得る事ができている方。もし孤独をそんなに感じないのでしたら、これ以上読み進めて頂かなくても良いでしょう。もう孤独を解決するためのシステムが出来上がっているからです。
もし助けを得るシステムは出来上がっているけど、それでも孤独を感じるという方。そんな場合は、どれくらいの孤独なのか、そして孤独感がどれくらい生活に影響を与えているかを考えてみましょう。もし、そこまで影響を与えていないのだとしたら、それは経営者が感じて当然の孤独を感じているのであって、消せるものではないのです。しかし、もしそれがかなり生活に影響を与えているのでしたら、それは助けを求めるべき段階だと言えるでしょう。
では、もしできないと答えられた方の場合、きっと孤独を感じていて、なんとかしたいんだけど、助けを求められる立場じゃないから等々、様々な理由が思いつく事でしょう。
しかし、少し誤解されていらっしゃると思います。
私のいう
助けを求める
というのは、例えば「ビジネスコンサルタントを雇って仕事に関して具体的なアドバイスを貰う」というような、大きな事をしなくてはいけないというわけではないです。
そうではなくて、例えば
自分ではなくてもできそうなタスクは他の人に頼む
といった実際の仕事のことから
雑談できる人をつくる
ずっとやりたいと思っていたことに手を付けてみる
もっと大切な人との時間を増やす
などなど
仕事とは関係ない事まで、助けを求めると言っても幅広くあるのです。
一見、仕事の苦しみには直結しなさそうな、助けにならなそうなことだとしても、
それが最終的には孤独感の緩和に繋がり、解決しないと思えていた仕事の問題の解決に繋がったりすることも多々あるのです。
こういった小さな助けならば、求める事はできるのではないでしょうか。
カリフォルニア州公認心理カウンセラー荒川龍也
Licensed Marriage and Family Therapist #82425