感情と共にいきる2 ~経営者のための心理学・メンタルヘルス 5
2026.04.29
こんにちは、カリフォルニア州公認心理カウンセラー(Licensed Marriage and Family Therapist)の荒川龍也です。
経営者のためのメンタルヘルスシリーズ。
前回は感情をコントロールしようとすればするほど、実は人間は感情がコントロールできなくなるようにできていることをお話いたしました。
第5回目の今日は、感情をコントロールするのではないなら、実際にどう感情と向き合えばいいのかをお話いたします。
少しずれているようなところからまずお話いたしますが、少々お付き合いください。
皆さんは今までずっと続いてほしい時間を経験したことがあるのではないでしょうか。例えば楽しいデートとか、友達と夜までずっと飲んでいたりとか。。しかし、どうがんばっても、どれだけ時間を止めたくても時間は流れ続けて、その時間は終わってしまいましたよね。
それとは別で、今まで大事な人を亡くしたあとや、やりきれない事が起こった後、もう乗り越える事なんかできないのではないか、そんな時間を過ごさなくてはいけなかったことも何度もあるのではないでしょうか。特に経営者であれば、会社の経営とは浮き沈みがあって当然なので、あまり経営がうまくいっていないときにこのような時間を経験されているのではないでしょうか。
でも、そのような早く終わってほしい時間すらも終わりましたよね。
そして、また別の時間がやってくる。
感情も同じなのです。
幸せな感情も少し経てばまた別の感情になっていきます。
それと同時に、悲しさや不安も少し経てばまた別の感情になっていってくれるのです。
それを無理やりコントロールしようとしすぎるから、余計その感情が大きくなっていってしまうのです。
しかし、中にはどうしてもしつこい感情もあります。放っておこうとしても、付きまとってくる。そういう場合は、いくつかできる事があります。それらは全て、自らを「今、この瞬間」に集中させやすくしてあげるための方法です。
- まずは体の反応がどんな感じなのか。感じてあげましょう。体全体をスキャンするかのように、一部ずつ感じてあげましょう。肩が凝っているなら凝っている、どこか痛い所があるなら、そこにタダタダ気づいてあげましょう。
- 次に五感を使って今この瞬間に何が起こっているのかに注目してみましょう。何が見えるのか、聞こえるのか。匂いはどうか。何かを触った感覚はどうか。口の中の感覚はどうか。これらもまた、タダタダ気づいてあげましょう。
- 最後に、深呼吸しましょう。その際に、鼻で息を吸って口で吐きましょう。口で息を吐く時間を鼻で数時間より長くしましょう。また、おなかに手を当てておなかが膨らむことを確認しましょう。吸う際に方が上がってしまっていたら、それは深呼吸ではありませんので、ご注意ください。
上記をどのような順番でも良いですし、一つだけでも良いのでやってみましょう。これらをしてあげることで、「今この瞬間」に戻ってくることができ、しつこい感情もどっかにいってくれることが多いです。
ただし、1度や2度やってうまくいかないからといって、諦めてしまうのは避けましょう。なんでも一緒で、上記の方法も効果を感じるようになるためには、練習が必要だからです。
以上、感情と共に生きる。いかがだったでしょうか。一度試してみて頂ければと思います。
カリフォルニア州公認心理カウンセラー荒川龍也
Licensed Marriage and Family Therapist #82425