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カリフォルニア州公認カウンセラーのブログ

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海外生活の難しさ―子ども編(1)~海外駐在員とその家族の心の健康 (4)

こんにちは。カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。

前回の「海外駐在員とその家族の心の健康シリーズ(3)」では、大人ですら海外生活が非常に難しく、喪失がどのくらい心の健康に影響を及ぼすかを御説明差し上げました。

今回は、海外生活の難しさ―子ども編(1)です。

子どもがアメリカに来てから、心の病を患ってしまい私に御連絡頂く事は多々あります。残念ながら、その一番の原因の一つは親側の思い込みにあります。

子どもも人間なので、当然の事ながら大人と同じ大変な思いをしなければなりません。それは子どもが何歳であろうが同じ事です。つまり、「海外駐在員とその家族の心の健康シリーズ(2)」でご説明差し上げた、英語ができない事、家族や友人が近くにいない事、文化の違い、これら三つの要素にが原因となり、子どもも辛い思いを経験するのです。また、「海外駐在員とその家族の心の健康シリーズ(3)」でご説明差し上げた喪失の辛さも、子どもも経験するのです。

しかし、非常に多くの親が「子どもだからすぐに英語が話せるようになる」「子どもだからすぐ友達ができる」「子どもだからすぐに慣れる」と思い込み、子どもの気持ちや大変さを軽視してしまうのです。

もちろん、うまくいけばそれに越したことはありませんが、多くのケースにおいて決してそんなことはなく、親が思っていた以上に大変な思いをする子ども達ばかりなのです。

このような親の思い込みで苦しめられる一番の被害者は当然ながら子どもです。親の思い込みにより期待値を満たす事が出来なければ、がっかりするのは親でありその失望を見てさらに辛い思いをするのは子どもなのです。

これに関しては、親が出来る非常にシンプルな対処法があります。それは、思い込みをやめ事実をありのままに受け入れる事です。これができれば、子どもの苦しみをありのままに受け入れてあげる事ができ、子どもを理解してあげる事が出来ます。子どもが親に理解してもらえていると感じられることが、一番の心の病の治療法であり予防法なのです。

以上、正しい知識を得て頂ければ幸いです。

荒川龍也
カリフォルニア州公認心理カウンセラー

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