自己肯定感とアダルトチルドレン (2)
2023.06.14
こんにちは。カリフォルニア州公認心理カウンセラー&アダルトチルドレン専門心理カウンセラーの荒川龍也です。
日本の精神医療・心理学の遅れが原因で、誰でも心理カウンセラーと名乗れてしまい、結果として間違った情報が山ほど散乱してしまっているのが日本の現状です。それだけではなく、精神科医ですらも間違った情報を平気で発信してしまっています。その結果、一番の被害者は生きづらさで悩んでいらっしゃる本人であり、最悪の場合生きづらさを悪化させてしまうのです。
今回の記事は、自己肯定感とアダルトチルドレンの関係について、2回目のブログです。(1回目はこちらをご覧ください)アダルトチルドレンの生きづらさを無くすためには○○をして自己肯定感を高めなくてはいけないなんて記事がネット上で散乱していますが、それでは生きづらさを無くすどころか悪化させてしまいます。
○○すれば自己肯定感が高まるという嘘
1回目の記事でも申し上げましたが、自己肯定感とは育てられた環境が非常に大きく影響を与えます。アダルトチルドレンのように、トラウマを受けて毒親に育てられてしまった場合、自己肯定感が低くて当然なのです。
しかし、自称心理カウンセラーや、正しいトレーニングを受けていない心理カウンセラー、そして間違った情報を平気で流してしまう精神科医が原因で、日本は今「○○をすれば自己肯定感が高まる」という誤情報が正しい情報として扱われてしまっています。その結果、誤情報を信じてしまい、実際に言われたことを何度も何度も試しても結局、自己肯定感は高まらないというご相談を数えきれないほど頂きました。また、自己肯定感が高まらないだけではなく、生きづらさを悪化させてしてしまっている人も大変多く見受けられます。
自己肯定感と生きづらさ
大事な事は、自己肯定感が高まったから、生きづらさを感じないわけではないことを理解して頂く事です。自己肯定感とは家でいう所の柱のようなものです。健全な家庭で育てられたアダルトチルドレンではない人であれば、その柱は太くできていることでしょう。つまり、何か嫌な事があり、心(家)がぐらついてしまったとしても、そこまで大きく家が揺れるわけではありません(この揺れが生きづらさです)。しかし、アダルトチルドレンの場合、幼少期に柱を太くしてもらえなかったが故に、何か嫌な事や不安な事等があると、柱が細いので心が揺れ動いてしまい、非常に強く生きづらさを感じます。しかし、気を付けて頂きたいのはアダルトチルドレンでなかったとしても、生きづらさは感じて当然なのです。多くのアダルトチルドレンの方に見受けられるのが、「○○をすれば生きづらさはなくなる」と期待し過ぎている所です。このような期待は裏切られるだけですので注意した方が良いでしょう。
では、自己肯定感を高めるにはどうすればいいのか。
それは、あなたが今の年齢になるまでに毒親から心に注入された毒を自分の心から出す作業が必要です。それは、ゆっくり少しずつ自分の問題と真摯に向き合い、正しい情報を学び、心のワークをしていく他にないのです。こうして生きづらさを少しずつ緩和していくことで、自己肯定感は自然と高くなっていくものです。
以上、正しい知識を得て頂ければ幸いです。
荒川龍也
カリフォルニア州公認心理カウンセラー
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アダルトチルドレン専門の心理カウンセラーとして、多くの方に心理カウンセリングを提供していく中、多くの方から「生きづらさ」について御相談頂いている事がわかりました。しかし、日本の心理学の大幅な遅れが原因で間違った情報がインターネットやSNSであたかも正しいかのように扱われ、それが原因で「生きづらさ」がさらに悪化してしまっている方も非常に多く見受けられます。
そういった方のために、心理学先進国である米国の大学院を卒業し、その後も正しい心理学のトレーニングを受け続けている私の心理カウンセリングで「生きづらさ」を緩和させて頂く事が出来ます。しかし、経済的な理由など様々な事情により心理カウンセリングを受けられない方が多くいらっしゃる事にも気づきました。よって、この度、そのような心理カウンセリングを受けたくても受けられない方のために、米国流アダルトチルドレン脱却法というオンラインコースを作成いたしました。
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